薬価「3年連続改定」論議の幕開け
「薬叩き」の財源論をかわし、反転攻勢なるか
(株)薬新 井高恭彦
2015年1月1日号
15年は、次の薬価制度改革について議論する年だが、製薬業界は少なくとも数年先を見据えた理論武装が必要になる。
16年4月の通常改定、翌17年4月の消費税再増税対応の改定、そしてまた18年4月の通常改定と、「3年連続改定」が、ほぼ確定的になるなか、「改定頻度が今のまま2年に1回でいいのか。検討のうえ、報告せよ」という経済財政諮問会議の宿題に、しっかり応えなければならない。それ故に今年は、薬価制度の将来を決める重要な1年になる。16年4月の通常改定さえ、乗り越えればいいという近視眼的な発想は許されない。大きな“ヤマ場”と言ってもいい。
今年10月に予定されていた消費税再増税が1年半、先送りになったので「3月に薬価調査、10月に再増税対応の薬価改定」という、忙しないスケジュールに追われることは免れた。しかし、業界へのプレッシャーは却って強まった。
と...
15年は、次の薬価制度改革について議論する年だが、製薬業界は少なくとも数年先を見据えた理論武装が必要になる。
16年4月の通常改定、翌17年4月の消費税再増税対応の改定、そしてまた18年4月の通常改定と、「3年連続改定」が、ほぼ確定的になるなか、「改定頻度が今のまま2年に1回でいいのか。検討のうえ、報告せよ」という経済財政諮問会議の宿題に、しっかり応えなければならない。それ故に今年は、薬価制度の将来を決める重要な1年になる。16年4月の通常改定さえ、乗り越えればいいという近視眼的な発想は許されない。大きな“ヤマ場”と言ってもいい。
今年10月に予定されていた消費税再増税が1年半、先送りになったので「3月に薬価調査、10月に再増税対応の薬価改定」という、忙しないスケジュールに追われることは免れた。しかし、業界へのプレッシャーは却って強まった。
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