医薬経済オンライン

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 日医ツートップが見せた猛攻

 自己採血「検体測定事業」合意の舞台裏

2015年1月1日号

 日本医師会の猛攻に日本薬剤師会は一矢報いたのか——。  患者自己採血による「検体測定事業」に対して強く反発してきた日医は12月17日、事業の容認を日薬と「合意」した。定例記者会見の場に急遽、日薬の山本信夫会長を呼び寄せ〝手打ち〟を演出しての公表だった。ただし、合意の内容は「検査は原則医療機関で行う」ことを前面に押し出し、地域医師への「十分な理解と適切な指導のもとで行う」ことを付け加えた。もろ手を挙げての賛成ではない点を滲ませての合意だった。これに対し、薬剤師会関係者からは「ようやく地元医師会と話ができる」と前向きな評価がある一方、「この合意では検体測定事業は進まない」といった否定的見解もあり、賛否両論だ。今後は、地方の現場に事業は委ねられた格好だが、この数ヵ月、水面下で日医が仕掛け続けた猛攻は何だったのか。舞台裏を追う。  日本医師会の猛攻に日本薬剤師会は一矢報いたのか——。  患者自己採血による「検体測定事業」に対して強く反発してきた日医は12月17日、事業の容認を日薬と「合意」した。定例記者会見の場に急遽、日薬の山本信夫会長を呼び寄せ〝手打ち〟を演出しての公表だった。ただし、合意の内容は「検査は原則医療機関で行う」ことを前面に押し出し、地域医師への「十分な理解と適切な指導のもとで行う」ことを付け加えた。もろ手を挙げての賛成ではない点を滲ませての合意だった。これに対し、薬剤師会関係者からは「ようやく地元医師会と話ができる」と前向きな評価がある一方、「この合意では検体測定事業は進まない」といった否定的見解もあり、賛否両論だ。今後は、地方の現場に事業は委ねられた格好だが、この数ヵ月、水面下で日医が仕掛け続けた猛攻は何だったのか。舞台裏を追う。

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