日本に「回帰」する外資の研究開発
3Mジャパンも戦略強化、国内企業はまた足を掬われる
2015年1月1日号
米アップルが14年12月、日本では初となる研究開発(R&D)拠点「テクニカル・ディベロップメント・センター」を横浜市内に設ける考えを明らかにした。同社は国別の機器販売台数を公開していないものの、主力の「iPhone」に限れば、日本はスマートフォンアプリの市場規模で世界一。スマホのOS(基本ソフト)別シェアでも日本は、iPhoneが全体の7割(米国でさえ4割強にとどまる)に達するなど、アップルにとってビジネスチャンス溢れる国との側面を見せる。
同社の横浜進出の意図は今のところ明らかではないが、中国本土、台湾、イスラエル、英国にR&Dの海外拠点が置かれるなか、「日本では自動車やヘルスケアなどの分野と絡めた新しい端末事業を模索するのでは」(ITリサーチのMM総研研究員)との見方が強い。気位の高いアップルも、急速に進むスマホのコモディティ化を前に...
米アップルが14年12月、日本では初となる研究開発(R&D)拠点「テクニカル・ディベロップメント・センター」を横浜市内に設ける考えを明らかにした。同社は国別の機器販売台数を公開していないものの、主力の「iPhone」に限れば、日本はスマートフォンアプリの市場規模で世界一。スマホのOS(基本ソフト)別シェアでも日本は、iPhoneが全体の7割(米国でさえ4割強にとどまる)に達するなど、アップルにとってビジネスチャンス溢れる国との側面を見せる。
同社の横浜進出の意図は今のところ明らかではないが、中国本土、台湾、イスラエル、英国にR&Dの海外拠点が置かれるなか、「日本では自動車やヘルスケアなどの分野と絡めた新しい端末事業を模索するのでは」(ITリサーチのMM総研研究員)との見方が強い。気位の高いアップルも、急速に進むスマホのコモディティ化を前に「ビ
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