薬剤経済学
C型肝炎療法の経済的評価
第2回 全経口剤療法は高度に費用効果的
2015年1月1日号
Z.ユノッシ(米イノーバ・フェアファックス病院)らは、「遺伝子型1の慢性C型肝炎に対するインターフェロンなしの治療法の臨床と費用の結果影響」で、プロテアーゼ阻害剤(テラプレビルとボセプレビル)とインターフェロン(IFN)、リバビリンによるトリプル療法(PI−TT)と、複数の製剤併用ないし配合剤による全経口剤療法の優劣を費用対効果分析を通じて検討した(ジャーナル・オブ・ヘパトロジー2014年3月)。 この専門誌発表の時点で肝炎療法は、革新の先端を切った第一世代のPI−TT療法から、やはりトリプル療法が主体だが有効性と忍容性を大きく改善した「ソホスブビル」に代わり、本格的な全経口剤療法への地均しが進んでいたが、中間(ソホスブビル療法)を飛び越して、〝先の〟療法との比較を行っている。原稿提出は2013年8月のことで、ソホスブビル承認前の段階で試みられた全...
Z.ユノッシ(米イノーバ・フェアファックス病院)らは、「遺伝子型1の慢性C型肝炎に対するインターフェロンなしの治療法の臨床と費用の結果影響」で、プロテアーゼ阻害剤(テラプレビルとボセプレビル)とインターフェロン(IFN)、リバビリンによるトリプル療法(PI−TT)と、複数の製剤併用ないし配合剤による全経口剤療法の優劣を費用対効果分析を通じて検討した(ジャーナル・オブ・ヘパトロジー2014年3月)。 この専門誌発表の時点で肝炎療法は、革新の先端を切った第一世代のPI−TT療法から、やはりトリプル療法が主体だが有効性と忍容性を大きく改善した「ソホスブビル」に代わり、本格的な全経口剤療法への地均しが進んでいたが、中間(ソホスブビル療法)を飛び越して、〝先の〟療法との比較を行っている。原稿提出は2013年8月のことで、ソホスブビル承認前の段階で試みられた全経口
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