医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

医療費高騰時代が迫る「HIV」

非難ではなく融和こそ節減策

2014年12月15日号

「男性の露出度が高い」  イラストとはいえ、公衆の面前で肌を露わにすることへの苦情だったのか、あるいは男性同性愛者(ゲイ)に対する嫌悪感なのか。  13年12月。ゲイの街として知られる新宿2丁目で、HIV治療薬に特化した製薬会社「ヴィーブヘルスケア」の広告看板(写真)が物議を醸した。男性6人が肩を寄せて寝転がるイラストのなかで、右下の筋骨隆々とした男性にクレームがついた。写真で男性は茶色のランニングシャツを着用しているが、当初、上半身は「裸」だった。近隣住民から訴えがあり、イラストに修正が加えられたのだ。  テレビやインターネットなどあらゆるメディアで半裸の男性を見かける機会はある。生理的に受け付けず、不快な人もいるかもしれない。ただ、裸体から目を背けたとしても、HIVとゲイに対して無関心でいてはならない。もはや誰にとっても無関係ではない問題に... 「男性の露出度が高い」  イラストとはいえ、公衆の面前で肌を露わにすることへの苦情だったのか、あるいは男性同性愛者(ゲイ)に対する嫌悪感なのか。  13年12月。ゲイの街として知られる新宿2丁目で、HIV治療薬に特化した製薬会社「ヴィーブヘルスケア」の広告看板(写真)が物議を醸した。男性6人が肩を寄せて寝転がるイラストのなかで、右下の筋骨隆々とした男性にクレームがついた。写真で男性は茶色のランニングシャツを着用しているが、当初、上半身は「裸」だった。近隣住民から訴えがあり、イラストに修正が加えられたのだ。  テレビやインターネットなどあらゆるメディアで半裸の男性を見かける機会はある。生理的に受け付けず、不快な人もいるかもしれない。ただ、裸体から目を背けたとしても、HIVとゲイに対して無関心でいてはならない。もはや誰にとっても無関係ではない問題になり

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