医薬経済気象台
15年景気の鍵は円安・原油安
2014年12月15日号
14年も残すところ半月となった。年末の解散総選挙という突然の安倍晋三劇場で一段と慌ただしい師走だったが、4月の消費税増税で足踏みを余儀なくされた景気が、再増税の先送りで回復基調を取り戻すかどうか、新年の行方が気になる年末となった。増税で委縮した消費者、企業経営者の心理がどう変化していくかが行方を左右するだろう。心理が前向きに動けば、景気も回復基調へ回帰していくことが予想され、15年の日本経済には明るい展望が開けることになる。だが、再増税が先送りされた心理効果はまだ不透明である。
消費者心理、経営者心理に影響を与える要因として重要なのは、好悪両面の影響があったという意味で、14年後半と同様に円安の行方だろう。日本経済の蘇生が円安を起点としたことは言うまでもない。円安によって海外依存の高い産業・企業は息を吹き返し、これは株高にもつながった。ただ...
14年も残すところ半月となった。年末の解散総選挙という突然の安倍晋三劇場で一段と慌ただしい師走だったが、4月の消費税増税で足踏みを余儀なくされた景気が、再増税の先送りで回復基調を取り戻すかどうか、新年の行方が気になる年末となった。増税で委縮した消費者、企業経営者の心理がどう変化していくかが行方を左右するだろう。心理が前向きに動けば、景気も回復基調へ回帰していくことが予想され、15年の日本経済には明るい展望が開けることになる。だが、再増税が先送りされた心理効果はまだ不透明である。
消費者心理、経営者心理に影響を与える要因として重要なのは、好悪両面の影響があったという意味で、14年後半と同様に円安の行方だろう。日本経済の蘇生が円安を起点としたことは言うまでもない。円安によって海外依存の高い産業・企業は息を吹き返し、これは株高にもつながった。ただ、
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