医薬経済オンライン

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自民厚労族は「バッジ死守」できるか

それぞれの戦いの選挙区事情

2014年12月1日号

「811億円のために865万人を敵に回す気か」  11月11日の自民党・社会保障制度に関する特命委員会「医療に関するプロジェクトチーム(PT)」。怒気をはらんだ口調で厚生労働省を批判したのは、木村義雄参院議員だった。厚労分野に土着するが、最近は「難くせ番長」と化す。ただ、参院議員のため、解散総選挙の影響は受けない。  厚労省は、後期高齢者医療制度に関し、約865万人の低所得者らを対象に保険料を最大9割軽減している「特例措置」を、早ければ16年度から段階的に廃止する方針を説明した。14年度は特例措置に811億円の財源を投入しているという。  この方針に、議員らが次々と反論した。木村氏より、トーンを抑えて発言したのが、厚相経験3回の重鎮、丹羽雄哉氏だった。 「後期高齢者医療制度をめぐっては(地元の)茨城県は特別。医師会が連日ビラを撒くなどして『自民党は高齢者に冷たい... 「811億円のために865万人を敵に回す気か」  11月11日の自民党・社会保障制度に関する特命委員会「医療に関するプロジェクトチーム(PT)」。怒気をはらんだ口調で厚生労働省を批判したのは、木村義雄参院議員だった。厚労分野に土着するが、最近は「難くせ番長」と化す。ただ、参院議員のため、解散総選挙の影響は受けない。  厚労省は、後期高齢者医療制度に関し、約865万人の低所得者らを対象に保険料を最大9割軽減している「特例措置」を、早ければ16年度から段階的に廃止する方針を説明した。14年度は特例措置に811億円の財源を投入しているという。  この方針に、議員らが次々と反論した。木村氏より、トーンを抑えて発言したのが、厚相経験3回の重鎮、丹羽雄哉氏だった。 「後期高齢者医療制度をめぐっては(地元の)茨城県は特別。医師会が連日ビラを撒くなどして『自民党は高齢者に冷たい党

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