医薬経済オンライン

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卸の「プライド」支える付加価値

大手2社の新サービスの成否は

2014年12月1日号

「OROSHI」  日本の医薬品卸関係者は、物流を主とする欧米卸と日本卸は決して同列に語れないものだと強調し、自負を込めてそう呼ぶ。国を越えても通用する世界共通語として「寿司と天ぷらと卸と覚えてください」と海外向けにアピールする人も居る。  卸の自負心は、医薬品を病院や薬局に運ぶ、というだけの単純な物流機能にとどまらず、それ以外の「付加価値」を提供しているという認識からくるものだ。ついつい顧客のワガママを聞き過ぎるあまり「御用聞き」と揶揄されることもある。とはいえ、卸機能も含めた日本の医薬品市場の特殊性としがらみゆえに、「欧米卸や日本の物流大手は、医薬品卸業界に入りたいけど、入り込めない。日本の医薬品卸は物流や価格だけではない」(全国卸首脳)との矜持が口を衝いて出る。  肝心の医薬品卸売事業への収益貢献はともかくとして、顧客のニーズに寄り... 「OROSHI」  日本の医薬品卸関係者は、物流を主とする欧米卸と日本卸は決して同列に語れないものだと強調し、自負を込めてそう呼ぶ。国を越えても通用する世界共通語として「寿司と天ぷらと卸と覚えてください」と海外向けにアピールする人も居る。  卸の自負心は、医薬品を病院や薬局に運ぶ、というだけの単純な物流機能にとどまらず、それ以外の「付加価値」を提供しているという認識からくるものだ。ついつい顧客のワガママを聞き過ぎるあまり「御用聞き」と揶揄されることもある。とはいえ、卸機能も含めた日本の医薬品市場の特殊性としがらみゆえに、「欧米卸や日本の物流大手は、医薬品卸業界に入りたいけど、入り込めない。日本の医薬品卸は物流や価格だけではない」(全国卸首脳)との矜持が口を衝いて出る。  肝心の医薬品卸売事業への収益貢献はともかくとして、顧客のニーズに寄り添い

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