医薬経済オンライン

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医療企業・その現状と展望 

クオール 独特の調剤展開と関連事業に特色

—M&Aと新型店舗で高成長続く—

2014年12月1日号

 調剤薬局として創業したのは92年、社歴は22年と短いが、調剤薬局業界では売上規模で4位と大手の一角を占める。それを明確にしたのが13年度決算だった。店舗数が520と500店舗を突破、売上高が1009億6600万円と1000億円の大台に乗せたからだ。31.5%の大幅増収だった。過去の増収率の推移は、10年度が8.2%、11年度が8.7%、12年度が16.0%と徐々に伸びが加速し、13年度は一挙に大幅増を演じた。  売上高の成長加速をもたらしたのは、調剤薬局のM&Aと独特の新型店舗の展開だ。13年度の全体の出店は104店舗、閉店・事業譲渡が22店舗で、店舗数の純増は82店舗だったが、出店の内容は自社新規出店が37店舗、M&Aによる取得が66店舗、フランチャイズ店の1店舗だった。M&Aによる店舗取得が出店全体の63.5%を占め、これが増収に大きく寄与している。主なM&Aはアルファーム、レークメディカル、セ...  調剤薬局として創業したのは92年、社歴は22年と短いが、調剤薬局業界では売上規模で4位と大手の一角を占める。それを明確にしたのが13年度決算だった。店舗数が520と500店舗を突破、売上高が1009億6600万円と1000億円の大台に乗せたからだ。31.5%の大幅増収だった。過去の増収率の推移は、10年度が8.2%、11年度が8.7%、12年度が16.0%と徐々に伸びが加速し、13年度は一挙に大幅増を演じた。  売上高の成長加速をもたらしたのは、調剤薬局のM&Aと独特の新型店舗の展開だ。13年度の全体の出店は104店舗、閉店・事業譲渡が22店舗で、店舗数の純増は82店舗だったが、出店の内容は自社新規出店が37店舗、M&Aによる取得が66店舗、フランチャイズ店の1店舗だった。M&Aによる店舗取得が出店全体の63.5%を占め、これが増収に大きく寄与している。主なM&Aはアルファーム、レークメディカル、セン

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