未妥結減算で「実益」のない卸
メーカーとの交渉で反転攻勢はできるのか
2014年11月15日号
医薬品卸の15年3月期第2四半期累計業績(4〜9月)を踏まえて、明確に言えることは、3つある。まずは各社の想像を超える急激な制度改正のマイナス影響を吸収できず、売上高が減収となり、大幅減益に陥ったこと。次に14年度から導入された「未妥結減算」ルールによって、価格妥結率が大幅に上昇したことだ。ただし、卸の業績に未妥結減算がプラスになったとの声は一切聞こえてこない。最後に、下期(10月)以降の医薬品市場に好材料はどこにも見当たらないということだ。価格未妥結先からは、より一層、値引きの圧力が強まるため、自助努力としての販管費の抑制に終わりはこない。
卸に打開策はあるのか。全国卸幹部は話す。
「メーカーに対して、卸の利益体系、卸との価格交渉モデルは本当にこれでいいのか、ということを本気で訴えるべき時期に来ている」
次の「流通改善」のターゲットを「...
医薬品卸の15年3月期第2四半期累計業績(4〜9月)を踏まえて、明確に言えることは、3つある。まずは各社の想像を超える急激な制度改正のマイナス影響を吸収できず、売上高が減収となり、大幅減益に陥ったこと。次に14年度から導入された「未妥結減算」ルールによって、価格妥結率が大幅に上昇したことだ。ただし、卸の業績に未妥結減算がプラスになったとの声は一切聞こえてこない。最後に、下期(10月)以降の医薬品市場に好材料はどこにも見当たらないということだ。価格未妥結先からは、より一層、値引きの圧力が強まるため、自助努力としての販管費の抑制に終わりはこない。
卸に打開策はあるのか。全国卸幹部は話す。
「メーカーに対して、卸の利益体系、卸との価格交渉モデルは本当にこれでいいのか、ということを本気で訴えるべき時期に来ている」
次の「流通改善」のターゲットを「川
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