医薬経済オンライン

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後発品インセンティブに「異変」

DPC評価係数と調剤体制加算がシナジー

2014年11月15日号

 先発品メーカーの経営者にとっては「想定外」で、後発品メーカーのトップに言わせれば「計画通り」──。「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」が「試行」のまま定着し、国の後発品使用促進策も本格化し始めたここ2年ほど、製薬各社の業績について繰り返されるコメントは、長期収載品と後発品の現在の力関係を物語っている。  03年度のDPC制度導入(当時の対象病院数は82施設)、06年度、08年度と続いた処方箋様式変更など、10年以上に渡って続いた後発品の使用促進策だが、順次、対象病院数を増やしていたDPCの拡大を除けば、どれも政策効果としては持続力に欠き、散発的だった。  例年、4月の制度改正を見越した前年度末の2月頃から、新制度の導入を睨んだ市場の動きが活発化、後発品数量シェアなどの伸び率を刺激するものの、6月頃には早くも息切れを起こすというパターンが続いていたからだ...  先発品メーカーの経営者にとっては「想定外」で、後発品メーカーのトップに言わせれば「計画通り」──。「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」が「試行」のまま定着し、国の後発品使用促進策も本格化し始めたここ2年ほど、製薬各社の業績について繰り返されるコメントは、長期収載品と後発品の現在の力関係を物語っている。  03年度のDPC制度導入(当時の対象病院数は82施設)、06年度、08年度と続いた処方箋様式変更など、10年以上に渡って続いた後発品の使用促進策だが、順次、対象病院数を増やしていたDPCの拡大を除けば、どれも政策効果としては持続力に欠き、散発的だった。  例年、4月の制度改正を見越した前年度末の2月頃から、新制度の導入を睨んだ市場の動きが活発化、後発品数量シェアなどの伸び率を刺激するものの、6月頃には早くも息切れを起こすというパターンが続いていたからだ。

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