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世界の医薬品業界

拡大する米国卸と低迷する欧州卸

第92回

医薬評論家 五條正也

2014年11月15日号

 欧州の景気が足踏みしている。11月4日には、欧州委員会がフランスとイタリア経済の低迷を受け、ユーロ圏の14年の成長率を08%へ、15年は春期予想の17%から11%まで引き下げた。欧州先進国で好調なドイツでも、15年は春期の2%予想から11%へ引き下げている。英エコノミスト誌は、ユーロ圏の8ヵ国で物価が下落しており、全体のインフレ率は03%に落ち込み、来年はマイナス(=デフレ)に陥る恐れもあるとしている。  欧州では、3大医薬品卸のひとつである「セレシオ」が今年2月に米国のマッケソンに買収されて子会社となった。英国を本拠地とし、ブーツ薬局の事業が大きい「アライアンス・ブーツ」は、米国の最大手チェーン薬局であるウォルグリーンが12年に45%の株式を取得し、今年8月には残り55%も買収すると発表している。欧州の3大卸のうちの2つが米国資本となり、独立している大手はドイツ本...  欧州の景気が足踏みしている。11月4日には、欧州委員会がフランスとイタリア経済の低迷を受け、ユーロ圏の14年の成長率を08%へ、15年は春期予想の17%から11%まで引き下げた。欧州先進国で好調なドイツでも、15年は春期の2%予想から11%へ引き下げている。英エコノミスト誌は、ユーロ圏の8ヵ国で物価が下落しており、全体のインフレ率は03%に落ち込み、来年はマイナス(=デフレ)に陥る恐れもあるとしている。  欧州では、3大医薬品卸のひとつである「セレシオ」が今年2月に米国のマッケソンに買収されて子会社となった。英国を本拠地とし、ブーツ薬局の事業が大きい「アライアンス・ブーツ」は、米国の最大手チェーン薬局であるウォルグリーンが12年に45%の株式を取得し、今年8月には残り55%も買収すると発表している。欧州の3大卸のうちの2つが米国資本となり、独立している大手はドイツ本社の

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