医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

ARBと糖尿病薬販売企業のマルチD実態

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析108

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2014年11月15日号

 マルチD(ディテールの略)は、ブロックバスターの減少や専門性の高い製品の発売、製品ライフサイクルの短縮化、大型製品の特許切れへの対応として注目される。医師への面談にさまざまな制約が増え、接待など時間外営業もできない状況では、質を重視したマルチDの効用に着目する必要がある。 今回は、ARBと糖尿病関連製品をラインナップに持つ主な企業について、ARBを主製品と考えた場合のマルチDにフォーカスして分析を試みた。 対象企業は、表1にある武田薬品、アステラス製薬、第一三共、ノバルティスファーマ、日本ベーリンガーインゲルハイム、大日本住友製薬の6社とした。これら企業全体のマルチDの状況を示したものが表2である。武田が全社平均を大きく上回り、この6社のなかでも安定的にマルチDを実施していることがわかる。一方、全社平均を下回っていた企業は、NBIと大日本...  マルチD(ディテールの略)は、ブロックバスターの減少や専門性の高い製品の発売、製品ライフサイクルの短縮化、大型製品の特許切れへの対応として注目される。医師への面談にさまざまな制約が増え、接待など時間外営業もできない状況では、質を重視したマルチDの効用に着目する必要がある。 今回は、ARBと糖尿病関連製品をラインナップに持つ主な企業について、ARBを主製品と考えた場合のマルチDにフォーカスして分析を試みた。 対象企業は、表1にある武田薬品、アステラス製薬、第一三共、ノバルティスファーマ、日本ベーリンガーインゲルハイム、大日本住友製薬の6社とした。これら企業全体のマルチDの状況を示したものが表2である。武田が全社平均を大きく上回り、この6社のなかでも安定的にマルチDを実施していることがわかる。一方、全社平均を下回っていた企業は、NBIと大日本住友

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