話題の焦点
「看護学科乱立で看護師過剰へ」
2014年11月1日号
看護師不足の深刻な状況が続いている。 厚生労働省の「看護職員需給見通し」によると、15年時点で需要が約150万1000人であるのに対し、供給は約148万6000人にとどまり、約1万5000人の不足が予想されている。 毎年続く不足状態を背景にして、看護系大学が97年度以降、毎年約10校のペースで増え続け、91年度からの23年間で20倍以上にもなった。 4年制大学総数約770校のうち、看護系学科を有する大学は、今や226校に上り、ざっと3校に1校という盛況ぶりだ。 総合的に受験生確保に悩む大学とすれば、就職先に困らない看護系学科の新設は、学生を確実に集められる実にオイシイ市場。ここだけは少子化などどこ吹く風、さながら看護バブルの様相を呈している。 だが、バブルが必ずはじける運命にあることは歴史の示すところ。新設ラッシュ急増のシワ寄せで10年も経たないうちの深刻な人余りの予想が。そ...
看護師不足の深刻な状況が続いている。 厚生労働省の「看護職員需給見通し」によると、15年時点で需要が約150万1000人であるのに対し、供給は約148万6000人にとどまり、約1万5000人の不足が予想されている。 毎年続く不足状態を背景にして、看護系大学が97年度以降、毎年約10校のペースで増え続け、91年度からの23年間で20倍以上にもなった。 4年制大学総数約770校のうち、看護系学科を有する大学は、今や226校に上り、ざっと3校に1校という盛況ぶりだ。 総合的に受験生確保に悩む大学とすれば、就職先に困らない看護系学科の新設は、学生を確実に集められる実にオイシイ市場。ここだけは少子化などどこ吹く風、さながら看護バブルの様相を呈している。 だが、バブルが必ずはじける運命にあることは歴史の示すところ。新設ラッシュ急増のシワ寄せで10年も経たないうちの深刻な人余りの予想が。そうな
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