医薬経済オンライン

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今度は保険者に「後発品を使え」

財務省が使用促進でさらなる提案

2014年11月1日号

14年度診療報酬・薬価改定を契機に、長期収載品の落ち込みが加速している。 「後発品に切り替わっている。医師にお願いしても、『経営の問題もあるから』と苦笑いされる」  国内中堅製薬企業の営業担当者は嘆く。後発品の使用促進は、先発品企業にとって残念なことだが、まだまだ続くのである。  医師や薬剤師に後発品が浸透してきたことを実感した財務省は、使用促進に向けた次なる一手を打ってきた。ターゲットは保険者である。そして、その提案はかなり突っ込んだものだ。  国民健康保険の実務担当者は解説する。 「これまでは高齢者が多いので国保財政が大変だと言っていればよかった。でも、財務省は『(それぞれの国保が)努力をしないと知らないよ』というメッセージを出してきた」  それは、10月8日の財務省の財政制度等審議会財政制度分科会のことだ。社会保障費抑制の急先鋒であ... 14年度診療報酬・薬価改定を契機に、長期収載品の落ち込みが加速している。 「後発品に切り替わっている。医師にお願いしても、『経営の問題もあるから』と苦笑いされる」  国内中堅製薬企業の営業担当者は嘆く。後発品の使用促進は、先発品企業にとって残念なことだが、まだまだ続くのである。  医師や薬剤師に後発品が浸透してきたことを実感した財務省は、使用促進に向けた次なる一手を打ってきた。ターゲットは保険者である。そして、その提案はかなり突っ込んだものだ。  国民健康保険の実務担当者は解説する。 「これまでは高齢者が多いので国保財政が大変だと言っていればよかった。でも、財務省は『(それぞれの国保が)努力をしないと知らないよ』というメッセージを出してきた」  それは、10月8日の財務省の財政制度等審議会財政制度分科会のことだ。社会保障費抑制の急先鋒である主

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