医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

隠された不正データを「丸裸」に

警察も頼るフォレンジック技術の実力

2014年11月1日号

「デジタル・フォレンジック」という言葉をご存知だろうか。武田薬品工業の長谷川閑史会長が記者会見で口にしたとき、聞き慣れないカタカナ言葉に記者たちも思わず顔を見合わせた。デジタル・フォレンジックとは、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器の利用後に消去したデータを復元し、解析するプロ集団の技術だ。  武田薬品の高血圧症治療薬「ブロプレス」の医師主導臨床試験「CASE─J」の不正疑惑やノバルティスファーマの慢性骨髄性白血病治療薬の医師主導臨床研究「SIGN」での不正疑惑を明らかにするために設置された外部調査委員会がそれぞれ2社のデジタル・フォレンジック業者にデジタルデータの復元、整理を委託。会社のパソコンはもちろん、個人のパソコン、USBメモリ、スマートフォンなどの記録を徹底的に調べ上げたという。パソコンのごみ箱に入れ、さらにデータを消去... 「デジタル・フォレンジック」という言葉をご存知だろうか。武田薬品工業の長谷川閑史会長が記者会見で口にしたとき、聞き慣れないカタカナ言葉に記者たちも思わず顔を見合わせた。デジタル・フォレンジックとは、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器の利用後に消去したデータを復元し、解析するプロ集団の技術だ。  武田薬品の高血圧症治療薬「ブロプレス」の医師主導臨床試験「CASE─J」の不正疑惑やノバルティスファーマの慢性骨髄性白血病治療薬の医師主導臨床研究「SIGN」での不正疑惑を明らかにするために設置された外部調査委員会がそれぞれ2社のデジタル・フォレンジック業者にデジタルデータの復元、整理を委託。会社のパソコンはもちろん、個人のパソコン、USBメモリ、スマートフォンなどの記録を徹底的に調べ上げたという。パソコンのごみ箱に入れ、さらにデータを消去した

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence