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医薬経済気象台

不透明感増す再増税の行方

2014年11月1日号

 景気は消費税増税の影響から回復が遅れている。内閣府が10月20日に発表した8月の景気動向指数の確報は、一致指数、先行指数ともに前月比マイナスとなった。景気の趨勢を見る指標である7ヵ月後方移動平均は、一致指数が前月比▲0.9で3ヵ月連続の下落、先行指数の7ヵ月後方移動平均は前月比▲1.2で6ヵ月連続の下落だった。自然災害の多発など撹乱要因があったが、立ち直りの遅れは明らかである。景気が微妙な段階にあることは否定できない。  内閣府は、すでに9月の景気基調判断で、「回復基調が続いているが、一部に弱さがみられる」と下方修正していたが、翌21日にまとめた10月の月例経済報告では、9月の基調判断から「一部」の表現を取り除き、「全体に弱さがみられる」と2ヵ月連続の基調判断引き下げとなった。回復基調に変化はないとしながらも、8月は7月の消費に続いて「生産」にも弱さがあること...  景気は消費税増税の影響から回復が遅れている。内閣府が10月20日に発表した8月の景気動向指数の確報は、一致指数、先行指数ともに前月比マイナスとなった。景気の趨勢を見る指標である7ヵ月後方移動平均は、一致指数が前月比▲0.9で3ヵ月連続の下落、先行指数の7ヵ月後方移動平均は前月比▲1.2で6ヵ月連続の下落だった。自然災害の多発など撹乱要因があったが、立ち直りの遅れは明らかである。景気が微妙な段階にあることは否定できない。  内閣府は、すでに9月の景気基調判断で、「回復基調が続いているが、一部に弱さがみられる」と下方修正していたが、翌21日にまとめた10月の月例経済報告では、9月の基調判断から「一部」の表現を取り除き、「全体に弱さがみられる」と2ヵ月連続の基調判断引き下げとなった。回復基調に変化はないとしながらも、8月は7月の消費に続いて「生産」にも弱さがあることを認

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