経済記事の読み方
シティバンクのリテール部門は「買い」か
金融当局も注視する
2014年11月1日号
世界最大の金融グループ・シティの日本法人であるシティバンク銀行が個人事業部門の売却を決め、国内大手銀行グループなどと交渉中だ。年内にも譲渡先が決まる見通しで、明治時代にわが国へ上陸した国内最古の外銀は、これを機に近い将来の日本撤退を視野に入れているとの見方もある。
10月上旬時点で入札交渉に残ったのは、三井住友トラスト・ホールディングス(HD)、三井住友フィナンシャルグループ(FG)、三菱UFJFG、新生銀行の4社。みずほFG、りそなHDは圏外に去ったもようだ。
シティバンクの預金量は14年6月末で約3兆8500億円。地方銀行のランキングで見れば、64行中26位に相当する。預金の半分が外貨預金で、そのうち1兆円がドル建ての普通預金とされる。
「普通預金は流動性が高くて使い勝手が悪いが、まとまった量ならば底だまりする。これは外貨預金も同じ。為替相場が...
世界最大の金融グループ・シティの日本法人であるシティバンク銀行が個人事業部門の売却を決め、国内大手銀行グループなどと交渉中だ。年内にも譲渡先が決まる見通しで、明治時代にわが国へ上陸した国内最古の外銀は、これを機に近い将来の日本撤退を視野に入れているとの見方もある。
10月上旬時点で入札交渉に残ったのは、三井住友トラスト・ホールディングス(HD)、三井住友フィナンシャルグループ(FG)、三菱UFJFG、新生銀行の4社。みずほFG、りそなHDは圏外に去ったもようだ。
シティバンクの預金量は14年6月末で約3兆8500億円。地方銀行のランキングで見れば、64行中26位に相当する。預金の半分が外貨預金で、そのうち1兆円がドル建ての普通預金とされる。
「普通預金は流動性が高くて使い勝手が悪いが、まとまった量ならば底だまりする。これは外貨預金も同じ。為替相場が不安
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