医薬経済オンライン

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透明性GL 高額謝金で目立つのは糖尿病の権威たち

医師の個別金額だけでは「曇りガラス」

2014年10月15日号

 昨今、製薬業界に向けられる目は厳しい。自らの潔白を社会に証明するために、日本製薬工業協会は自主基準を定めたが、疑念が生まれるばかりの“不透明性ガイドライン”になってしまっている。  透明性GLで設けられた「原稿執筆料等」(C項目)は今年、やっと完全なかたちで開示された。企業が医師らに依頼した講演会や原稿監修料の対価として支払った金額を、医師の名前と紐付きで開示した。しかし、その開示方法をめぐって、一部の糖尿病専門医らがウェブ上の開示ではなく、指定された場所に出向いた人だけが閲覧できる「来社方式」での開示を強く求めた。いったいなぜ糖尿病専門医らが来社方式を望んだのか。  10月3日時点での主要15社の講師謝金支払い額上位5人(本誌調べ)を見てみよう。DPP4阻害剤「ネシーナ」などを持つ武田薬品は、糖尿病の権威である順天堂大学の河盛隆造...  昨今、製薬業界に向けられる目は厳しい。自らの潔白を社会に証明するために、日本製薬工業協会は自主基準を定めたが、疑念が生まれるばかりの“不透明性ガイドライン”になってしまっている。  透明性GLで設けられた「原稿執筆料等」(C項目)は今年、やっと完全なかたちで開示された。企業が医師らに依頼した講演会や原稿監修料の対価として支払った金額を、医師の名前と紐付きで開示した。しかし、その開示方法をめぐって、一部の糖尿病専門医らがウェブ上の開示ではなく、指定された場所に出向いた人だけが閲覧できる「来社方式」での開示を強く求めた。いったいなぜ糖尿病専門医らが来社方式を望んだのか。  10月3日時点での主要15社の講師謝金支払い額上位5人(本誌調べ)を見てみよう。DPP4阻害剤「ネシーナ」などを持つ武田薬品は、糖尿病の権威である順天堂大学の河盛隆造特任

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