医薬経済オンライン

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色褪せる公明党の「看板」

人材も枯渇、自民党とは離れられず

2014年10月15日号

 11月に結党50年を迎える公明党は、憲法解釈の変更による集団的自衛権の限定行使容認に踏み切った。「平和の党」としての存在意義が揺らぐなか、同党はもうひとつの党是「大衆福祉」の実現によって何とか「らしさ」を維持してきた。それが、近年は「福祉の党」の看板も霞みつつある。 「『大衆とともに』の立党精神を全身に漲らせ、『次の50年』への新たな党の基盤を築く」 「連立与党として安倍改造内閣を支え、国民のための政策実現に不退転の決意で邁進する」  9月21日、東京都港区であった公明党の第10回全国大会での挨拶で、山口那津男代表は自民・公明両党連立政権の結束強化とともに、来春の統一地方選での勝利を誓った。来賓の安倍晋三首相も「公明党と力を合わせ、政権奪還を完成させたい」と応じた。  この日60歳となった首相に、還暦のお祝いとして赤いバラの花束を贈るなど、大会では自...  11月に結党50年を迎える公明党は、憲法解釈の変更による集団的自衛権の限定行使容認に踏み切った。「平和の党」としての存在意義が揺らぐなか、同党はもうひとつの党是「大衆福祉」の実現によって何とか「らしさ」を維持してきた。それが、近年は「福祉の党」の看板も霞みつつある。 「『大衆とともに』の立党精神を全身に漲らせ、『次の50年』への新たな党の基盤を築く」 「連立与党として安倍改造内閣を支え、国民のための政策実現に不退転の決意で邁進する」  9月21日、東京都港区であった公明党の第10回全国大会での挨拶で、山口那津男代表は自民・公明両党連立政権の結束強化とともに、来春の統一地方選での勝利を誓った。来賓の安倍晋三首相も「公明党と力を合わせ、政権奪還を完成させたい」と応じた。  この日60歳となった首相に、還暦のお祝いとして赤いバラの花束を贈るなど、大会では自公の

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