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医薬経済気象台

下落する原油市況の行方

2014年10月15日号

 原油市況が夏場に入って変調、じり貧の動きが続いている。今後、どのような動きを見せるか注目される。最近の急激な円安が輸入原材料価格を押し上げ、産業界のコスト圧迫要因になることが懸念されている。原燃料として大量に輸入している原油の円建て価格が円安で押し上げられるとなれば、景気全体に与える影響も大きい。  しかし、現状では石油製品価格に円安の影響は出ていない。逆にその価格は軟調に推移している。日経商品指数42種の石油製品の9月末を見ると前月比0.4%の下落、9月下旬は急ピッチな円安だっただけに石油製品市況に反映されて当然だった。だが、円安による輸入価格押し上げよりも原油安の影響が大きかった。  原油市況下落が円安のマイナスをカバーしているかたちだが、今後、原油市況が反発に向かえば、円安の影響が表面化する。産業界は燃料費、輸送費、原材料費の上昇で収益...  原油市況が夏場に入って変調、じり貧の動きが続いている。今後、どのような動きを見せるか注目される。最近の急激な円安が輸入原材料価格を押し上げ、産業界のコスト圧迫要因になることが懸念されている。原燃料として大量に輸入している原油の円建て価格が円安で押し上げられるとなれば、景気全体に与える影響も大きい。  しかし、現状では石油製品価格に円安の影響は出ていない。逆にその価格は軟調に推移している。日経商品指数42種の石油製品の9月末を見ると前月比0.4%の下落、9月下旬は急ピッチな円安だっただけに石油製品市況に反映されて当然だった。だが、円安による輸入価格押し上げよりも原油安の影響が大きかった。  原油市況下落が円安のマイナスをカバーしているかたちだが、今後、原油市況が反発に向かえば、円安の影響が表面化する。産業界は燃料費、輸送費、原材料費の上昇で収益は圧

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