薬剤経済学
C型肝炎ソバルディをどう提供するか
第3回 ソバルディは高額でも費用効果的─英NICE
2014年10月15日号
英国立医療技術評価機構(NICE)は8月15日、英国の国民保健サービス(NHS)で、多くの慢性C型肝炎患者にギリアド・サイエンシズのソバルディ(ソフォスブビル)を用いることを推奨する勧告案を発表した。 4月には、この方針が固まるまで肝臓移植待機を含め急性の肝不全治療の緊急資金として1870万ポンドを用意した。だが、6月の第1次勧告は明解な見解を示すことなく、ギリアドに追加データを要請した。高額製剤に厳しい拒否あるいは値引き要求の伏線かという観測もあった。NICE医療技術評価センター部長キャロル・ロングソンは、慢性C型肝炎は公衆衛生を脅かす疾患であり、現在の治療法には制約が多く、新薬は改善をもたらすと認めたうえで、患者サブタイプによって証拠が不足、実質的な不確実さが残ると指摘した。 しかし、第2次勧告案は米国リスト価格より3割引きの3.5万ポンド(5.6...
英国立医療技術評価機構(NICE)は8月15日、英国の国民保健サービス(NHS)で、多くの慢性C型肝炎患者にギリアド・サイエンシズのソバルディ(ソフォスブビル)を用いることを推奨する勧告案を発表した。 4月には、この方針が固まるまで肝臓移植待機を含め急性の肝不全治療の緊急資金として1870万ポンドを用意した。だが、6月の第1次勧告は明解な見解を示すことなく、ギリアドに追加データを要請した。高額製剤に厳しい拒否あるいは値引き要求の伏線かという観測もあった。NICE医療技術評価センター部長キャロル・ロングソンは、慢性C型肝炎は公衆衛生を脅かす疾患であり、現在の治療法には制約が多く、新薬は改善をもたらすと認めたうえで、患者サブタイプによって証拠が不足、実質的な不確実さが残ると指摘した。 しかし、第2次勧告案は米国リスト価格より3割引きの3.5万ポンド(5.6万ド
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録