OUTLOOK・欧米のMR事情
CSOビジネスの状況②
第320回
デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人
2014年10月15日号
欧米のCSOビジネスはどのような状況にあるのだろう。最近ファーマシューティカル・コマース社のウェブサイト上に同社のボブ・スペルバー氏が「最近のCSOビジネスのグローバルな状況」を解説したので前回に引き続き検証したい。 さて、同氏によれば、過去数年間、CSOビジネスは専門医薬品会社に提供できる能力やサービスの向上、より幅の広い価値あるサービスの提供、複数のチャネルあるいは複数の部門の人材などをより強力に統合できる能力、また契約に関してより柔軟な方法で対応できるようになっており、確実に進化してきているとする。その結果、自社ブランド製品の数も領域も多様な大企業の多くが、いろんなかたちでCSOを積極的に活用するようになっているという。 例えば、CSO活用のパイオニアともいうべきメルクは、同社の2種類の既存品をCSOにプロモーションさせて市場でト...
欧米のCSOビジネスはどのような状況にあるのだろう。最近ファーマシューティカル・コマース社のウェブサイト上に同社のボブ・スペルバー氏が「最近のCSOビジネスのグローバルな状況」を解説したので前回に引き続き検証したい。 さて、同氏によれば、過去数年間、CSOビジネスは専門医薬品会社に提供できる能力やサービスの向上、より幅の広い価値あるサービスの提供、複数のチャネルあるいは複数の部門の人材などをより強力に統合できる能力、また契約に関してより柔軟な方法で対応できるようになっており、確実に進化してきているとする。その結果、自社ブランド製品の数も領域も多様な大企業の多くが、いろんなかたちでCSOを積極的に活用するようになっているという。 例えば、CSO活用のパイオニアともいうべきメルクは、同社の2種類の既存品をCSOにプロモーションさせて市場でトッ
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