医薬経済オンライン

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OTC検査薬拡大は風前の灯

日薬の造反で生活習慣病薬スイッチも絶体絶命

2014年10月1日号

「調査していません」 「解析したりはしていません」 「詳細は聞いてません」  スイッチOTC検査薬の拡大を議論する厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医療機器・体外診断薬部会。委員からの質問に、暖簾に腕押しな回答を続けたのは、議論の要となるハズだった厚生労働科学研究「一般用医薬品の地域医療における役割と国際動向に関する研究」の研究者。9月12日の部会で、主任研究者である慶應大学薬学部・望月眞弓教授の「代理」として出席した慶大・丸山順也助教だった。肩透かしな回答を繰り返した挙げ句、笠貫宏部会長(早稲田大学理工学術院特命教授)から「エビデンスが出てこないと、なかなか説得力がない」と切り捨てられてしまった。望月研究班の調査報告は、OTC検査薬議論の裏付けデータを求められていただけでなく、生活習慣病薬スイッチ促進の重要なカギを握っていた。それだけに、関係... 「調査していません」 「解析したりはしていません」 「詳細は聞いてません」  スイッチOTC検査薬の拡大を議論する厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医療機器・体外診断薬部会。委員からの質問に、暖簾に腕押しな回答を続けたのは、議論の要となるハズだった厚生労働科学研究「一般用医薬品の地域医療における役割と国際動向に関する研究」の研究者。9月12日の部会で、主任研究者である慶應大学薬学部・望月眞弓教授の「代理」として出席した慶大・丸山順也助教だった。肩透かしな回答を繰り返した挙げ句、笠貫宏部会長(早稲田大学理工学術院特命教授)から「エビデンスが出てこないと、なかなか説得力がない」と切り捨てられてしまった。望月研究班の調査報告は、OTC検査薬議論の裏付けデータを求められていただけでなく、生活習慣病薬スイッチ促進の重要なカギを握っていた。それだけに、関係者

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