高機能白衣のヒットで「わが世の春」
ナガイレーベンの課題は地域偏在と金の使い道
2014年10月1日号
地域再開発の進展で製薬企業の集積が加速している東京・日本橋本町界隈。そこから目と鼻の先の千代田区鍛冶町に今年1月、9階建ての本社ビルを新築した景気のいい医療関連企業がある。白が当たり前だったナース服の世界に、日本で初めてカラーウェアを投入した医療服製造・卸・販売のナガイレーベンである。
同社は99年前の1915年に東京・神田神保町で創業した白衣専門店の「永井商店」をルーツとし、戦後間もない50年に株式会社化。高度経済成長真っ只中の69年には白衣製造部門の拡充を目的に子会社の「ナガイ白衣工業」を設立し、併せて、事業の柱をそれまでの多用途白衣の製造・販売から医療用白衣専門のそれへと転換した。
その後、71年に開発した機能的なポリエステル100%のニット白衣を大ヒットさせて、今日に続く業界ポジションを獲得した。80年には社名をナガイに変更するとともにデザイ...
地域再開発の進展で製薬企業の集積が加速している東京・日本橋本町界隈。そこから目と鼻の先の千代田区鍛冶町に今年1月、9階建ての本社ビルを新築した景気のいい医療関連企業がある。白が当たり前だったナース服の世界に、日本で初めてカラーウェアを投入した医療服製造・卸・販売のナガイレーベンである。
同社は99年前の1915年に東京・神田神保町で創業した白衣専門店の「永井商店」をルーツとし、戦後間もない50年に株式会社化。高度経済成長真っ只中の69年には白衣製造部門の拡充を目的に子会社の「ナガイ白衣工業」を設立し、併せて、事業の柱をそれまでの多用途白衣の製造・販売から医療用白衣専門のそれへと転換した。
その後、71年に開発した機能的なポリエステル100%のニット白衣を大ヒットさせて、今日に続く業界ポジションを獲得した。80年には社名をナガイに変更するとともにデザイナー
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