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海外時報

変貌するジェネリックメーカー

デバイス特許で守られた吸入製剤にも異変

2014年10月1日号

 服用回数を減らすことができる徐放化製剤を売り出して、処方の切り替えを促す。そんな、特許保護切れが迫ったブランド製剤の典型的な患者囲い込み策の今年の代表例が、多発性硬化症用薬「コパキソン」と、アルツハイマー病用薬「ナメンダ」だ。策を練ったのはテバ・ファーマスーティカル・インダストリーズとアクタビス、世界を代表するジェネリック企業である。  13年売上高43億ドルというコパキソンの成功が、イスラエルの世界一のGE企業に試練を与えている。ブランドビジネスを拡充、12年実績でトップ10製薬会社に仲間入り(IMSヘルス)し、一時は大手製薬会社の概念を変えるとまで持ち上げられた。だが、訴訟に敗れ、コパキソンの特許期間が16ヵ月短縮される事態を前に、トップ更迭を含む、さまざまな問題が同社に吹き出した。  コパキソン特許を否定する判断への最高裁アピールが受け入れ...  服用回数を減らすことができる徐放化製剤を売り出して、処方の切り替えを促す。そんな、特許保護切れが迫ったブランド製剤の典型的な患者囲い込み策の今年の代表例が、多発性硬化症用薬「コパキソン」と、アルツハイマー病用薬「ナメンダ」だ。策を練ったのはテバ・ファーマスーティカル・インダストリーズとアクタビス、世界を代表するジェネリック企業である。  13年売上高43億ドルというコパキソンの成功が、イスラエルの世界一のGE企業に試練を与えている。ブランドビジネスを拡充、12年実績でトップ10製薬会社に仲間入り(IMSヘルス)し、一時は大手製薬会社の概念を変えるとまで持ち上げられた。だが、訴訟に敗れ、コパキソンの特許期間が16ヵ月短縮される事態を前に、トップ更迭を含む、さまざまな問題が同社に吹き出した。  コパキソン特許を否定する判断への最高裁アピールが受け入れら

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