経済記事の読み方
五輪開催で金融業界に託された「おもてなし」
訪日外国人の決済が経営課題に
2014年10月1日号
1ヵ月の「お祭り」だが…… 金融業界がATM(現金自動預け払い機)とクレジットカードのIC化に悲鳴を上げている。発端は20年の開催が決まった東京五輪。この一大国家イベントを6年後に控えて、安倍政権は金融版“おもてなし”を業界に働きかけた。
昨年12月、メガバンク3行は観光庁に対し、海外で発行されたクレジットカードに対応するATMを今後設置していくと表明。さらに今年7月、経済産業省の「クレジットカード決済の健全な発展に向けた研究会」が、クレジットカードの完全IC化をぶち上げる。
みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の3行が当局の意向を受けてアナウンスした背景には、最大のライバルゆうちょ銀行や、セブン銀行が海外クレジットカードのATM対応を一足先に済ませていたからだ。今年になってイオン銀行も追随したことで、わが国の金...
1ヵ月の「お祭り」だが…… 金融業界がATM(現金自動預け払い機)とクレジットカードのIC化に悲鳴を上げている。発端は20年の開催が決まった東京五輪。この一大国家イベントを6年後に控えて、安倍政権は金融版“おもてなし”を業界に働きかけた。
昨年12月、メガバンク3行は観光庁に対し、海外で発行されたクレジットカードに対応するATMを今後設置していくと表明。さらに今年7月、経済産業省の「クレジットカード決済の健全な発展に向けた研究会」が、クレジットカードの完全IC化をぶち上げる。
みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の3行が当局の意向を受けてアナウンスした背景には、最大のライバルゆうちょ銀行や、セブン銀行が海外クレジットカードのATM対応を一足先に済ませていたからだ。今年になってイオン銀行も追随したことで、わが国の金融機
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