読む医療—医師が書いた本の斜め読み—
意外に多い「他人を攻撃せずにはいられない人」
第10回
鍛冶孝雄
2014年10月1日号
テレビのニュース番組の特集や、ワイドショーが好物としているネタに「ルールを守らない人たち」を槍玉に挙げることがある。ニュース番組やワイドショーでは、司会者が結論で大げさに嘆き、コメンテーターに同調を求める展開で終わるのが普通だ。だが、画面に登場する「ルールを守らない人」の直接インタビューは、誤解を恐れず言えば意外に面白い。そうした人々の反応、回答はいろんなパターンにわかれる。
最も多いのは、迷惑駐輪や禁止区域の釣りなど、ルールを守らない人が多数いる場合で「皆がやっているから……」というものだ。駐車禁止や速度違反で自分だけ違反切符を切られる「不当感」のような感情が表に出たり、「ではどこに置けばいいのか」、「いい釣り場がないので」といった言い訳が混ざったりする。多くの人は素直に「すみません、これから気をつけます」と言うのだが...
テレビのニュース番組の特集や、ワイドショーが好物としているネタに「ルールを守らない人たち」を槍玉に挙げることがある。ニュース番組やワイドショーでは、司会者が結論で大げさに嘆き、コメンテーターに同調を求める展開で終わるのが普通だ。だが、画面に登場する「ルールを守らない人」の直接インタビューは、誤解を恐れず言えば意外に面白い。そうした人々の反応、回答はいろんなパターンにわかれる。
最も多いのは、迷惑駐輪や禁止区域の釣りなど、ルールを守らない人が多数いる場合で「皆がやっているから……」というものだ。駐車禁止や速度違反で自分だけ違反切符を切られる「不当感」のような感情が表に出たり、「ではどこに置けばいいのか」、「いい釣り場がないので」といった言い訳が混ざったりする。多くの人は素直に「すみません、これから気をつけます」と言うのだが、
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