医薬経済オンライン

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一筆入魂

ハイカーとの軋轢生むトレイルラン

それでも走るために必要なルール

ノンフィクション作家 辰濃哲郎

2014年10月1日号

 トレイルラン。山を走るスポーツだ。短くすると「トレラン」になる。なぜ、山を走るのか。適切に言い表せる人は少ないかもしれない。それは、人によって山に対する感じ方や思いが、それぞれ異なるからではないだろうか。  そのトレランが今、登山客やハイカーとの間で軋轢を生んでいる。自然をゆっくりと楽しみながら歩くハイカーの横を、ランナーが疾走する。大会ともなれば、数百人、あるいは1000人超が狭い登山道を走り抜ける。どう考えても迷惑な話だ。  私がトレランを初めて3年目になる。今では2週間も山に入らないと、ムズムズしてくるから不思議だ。元々、自然志向ではあったが、それなら走らずにハイキングに行けばよい。なぜこれほどまでに走ることに執着するのだろう。  私は20年近く前から、走り始めた。フルマラソンやハーフマラソンは、記録が伸びたり仲間と一緒に走ったりするから...  トレイルラン。山を走るスポーツだ。短くすると「トレラン」になる。なぜ、山を走るのか。適切に言い表せる人は少ないかもしれない。それは、人によって山に対する感じ方や思いが、それぞれ異なるからではないだろうか。  そのトレランが今、登山客やハイカーとの間で軋轢を生んでいる。自然をゆっくりと楽しみながら歩くハイカーの横を、ランナーが疾走する。大会ともなれば、数百人、あるいは1000人超が狭い登山道を走り抜ける。どう考えても迷惑な話だ。  私がトレランを初めて3年目になる。今では2週間も山に入らないと、ムズムズしてくるから不思議だ。元々、自然志向ではあったが、それなら走らずにハイキングに行けばよい。なぜこれほどまでに走ることに執着するのだろう。  私は20年近く前から、走り始めた。フルマラソンやハーフマラソンは、記録が伸びたり仲間と一緒に走ったりするから、そ

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