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エボラ出血熱に対する日本の国際協力が見えない

2014年10月1日号

 世界を震撼させているエボラ出血熱は、世界中に恐怖と脅威を巻き起こしている。9月22日現在、死者2811人、疑いを含む感染者は5864人と世界保健機関(WHO)が発表した。感染が集中しているギニア、シエラレオネ、リベリアでは病院に十分なベッドがないなど、医療態勢の不足が甚だしい状態である。また、多くの医療関係者が感染し、恐怖のあまり逃げ出す医療者もあり、機能が停止した病院も多数あるとのことだ。 今後の感染拡大で、数千人の医療スタッフが必要になるが、その確保が大問題となっている。WHOのマーガレット・チャン事務局長は、感染の拡大を阻止するために各国に対し医師・看護師などの医療従事者の派遣を重ねて求めている。 日本のエボラ出血熱に対する医師の派遣については、WHOミッションへの日本人専門家(医師)の参加要請を受けて厚生労働省が、これまでに3人(延べ4回)...  世界を震撼させているエボラ出血熱は、世界中に恐怖と脅威を巻き起こしている。9月22日現在、死者2811人、疑いを含む感染者は5864人と世界保健機関(WHO)が発表した。感染が集中しているギニア、シエラレオネ、リベリアでは病院に十分なベッドがないなど、医療態勢の不足が甚だしい状態である。また、多くの医療関係者が感染し、恐怖のあまり逃げ出す医療者もあり、機能が停止した病院も多数あるとのことだ。 今後の感染拡大で、数千人の医療スタッフが必要になるが、その確保が大問題となっている。WHOのマーガレット・チャン事務局長は、感染の拡大を阻止するために各国に対し医師・看護師などの医療従事者の派遣を重ねて求めている。 日本のエボラ出血熱に対する医師の派遣については、WHOミッションへの日本人専門家(医師)の参加要請を受けて厚生労働省が、これまでに3人(延べ4回)の

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