医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

From Local to Global

シカゴ再訪─尊厳死世界大会に出席して

第72回

日本尊厳死協会理事長 岩尾總一郎(元厚労省医政局長)

2014年10月1日号

 この原稿はシカゴのホテルで書いている。2年に1回、「死の権利連合」の総会・世界大会が開かれるので、日本の代表及び世界連合理事として参加している。本誌では連載第25回でメルボルン大会(10年)、第49回でチューリッヒ大会(12年)の模様を書かせていただいた。シカゴは再訪。前回はテキサス留学時代、週末1泊2日で来ている。当時のメモをもとに、まず35年前を振り返る。  1979年秋、私は留学2年目に入り、少しは生活に余裕が出てきた頃だった。私たちの学年(73年卒業)は学生紛争の影響で大学卒業式がなかった。卒後6年もたつと同級生が何科に行き、どこで仕事をしているかわからない。風の便りに米国留学している連中がいると聞いていた。日本の荒れた大学にいるより、ECFMG(米国・カナダ以外の医学部出身者に米国で医業を行う審査)にパスして在日米軍病院研修後、米国留学を目指すも...  この原稿はシカゴのホテルで書いている。2年に1回、「死の権利連合」の総会・世界大会が開かれるので、日本の代表及び世界連合理事として参加している。本誌では連載第25回でメルボルン大会(10年)、第49回でチューリッヒ大会(12年)の模様を書かせていただいた。シカゴは再訪。前回はテキサス留学時代、週末1泊2日で来ている。当時のメモをもとに、まず35年前を振り返る。  1979年秋、私は留学2年目に入り、少しは生活に余裕が出てきた頃だった。私たちの学年(73年卒業)は学生紛争の影響で大学卒業式がなかった。卒後6年もたつと同級生が何科に行き、どこで仕事をしているかわからない。風の便りに米国留学している連中がいると聞いていた。日本の荒れた大学にいるより、ECFMG(米国・カナダ以外の医学部出身者に米国で医業を行う審査)にパスして在日米軍病院研修後、米国留学を目指すものが

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence