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OBSERVER

西澤健司・東邦大学医療センター大森病院薬剤部長

2014年9月15日号

後発品の力点は金額から数量に——14年度診療報酬改定でDPCの機能評価係数Ⅱに「後発医薬品係数」が加わりました。西澤 かなりインパクトがあった。それまでDPC病院は「支出を減らす」観点から、薬価の高い注射薬を中心に後発品への切り替えを進めてきた。だが、この改正では、後発品を数多く使えば係数が上がり「収入になる」ため、内用薬や外用薬でも採用を増やしているところが多い。購入額から数量ベースへ視点がシフトしてきている。——国のロードマップに沿って、入院医療で後発品「数量60%」を上限に係数評価が行われています。西澤 当院の例では、以前から後発品使用に積極的に取り組み、昨年末時点で数量シェアで45〜50%あった。新係数を意識して、そこから過去の内用薬のブロックバスターを中心に切り替えを進めた結果、現在は70%に近い水準に来た。——60%を大きく上回り「ひと安心」と... 後発品の力点は金額から数量に——14年度診療報酬改定でDPCの機能評価係数Ⅱに「後発医薬品係数」が加わりました。西澤 かなりインパクトがあった。それまでDPC病院は「支出を減らす」観点から、薬価の高い注射薬を中心に後発品への切り替えを進めてきた。だが、この改正では、後発品を数多く使えば係数が上がり「収入になる」ため、内用薬や外用薬でも採用を増やしているところが多い。購入額から数量ベースへ視点がシフトしてきている。——国のロードマップに沿って、入院医療で後発品「数量60%」を上限に係数評価が行われています。西澤 当院の例では、以前から後発品使用に積極的に取り組み、昨年末時点で数量シェアで45〜50%あった。新係数を意識して、そこから過去の内用薬のブロックバスターを中心に切り替えを進めた結果、現在は70%に近い水準に来た。——60%を大きく上回り「ひと安心」とい

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