MR活動実態調査レポート
SGLT2阻害薬発売時のMR活動
新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析106
エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久
2014年9月15日号
糖尿病領域に新たな作用機序で画期的な新薬として期待されるSGLT2阻害薬が次々に参入してきた。表1は、「スーグラ」をはじめとしたSGLT2阻害薬の承認日と発売日、それぞれの製品に対してどのようなMR活動が実施されてきたかを検証したものだ。 承認と同時にD(ディテール)活動が開始され、発売と同時に医師が処方を開始する。とくに新領域の新薬の場合、専門性の高い医師から処方が開始され、発売1年後に当たる長期処方解禁直前から処方医の裾野が広がっていく傾向にある。 筆者が推進している電子薬歴を活用したアドヒアランス向上プロジェクトでさまざまな慢性疾患領域を見ると、新薬のアドヒアランスは既存薬との対比で発売2年程度までは低い傾向にあった。発売1年間は長期処方ができないことや医師が効果と安全性のバランスを考慮して処方することが要因として考えられる。従って、...
糖尿病領域に新たな作用機序で画期的な新薬として期待されるSGLT2阻害薬が次々に参入してきた。表1は、「スーグラ」をはじめとしたSGLT2阻害薬の承認日と発売日、それぞれの製品に対してどのようなMR活動が実施されてきたかを検証したものだ。 承認と同時にD(ディテール)活動が開始され、発売と同時に医師が処方を開始する。とくに新領域の新薬の場合、専門性の高い医師から処方が開始され、発売1年後に当たる長期処方解禁直前から処方医の裾野が広がっていく傾向にある。 筆者が推進している電子薬歴を活用したアドヒアランス向上プロジェクトでさまざまな慢性疾患領域を見ると、新薬のアドヒアランスは既存薬との対比で発売2年程度までは低い傾向にあった。発売1年間は長期処方ができないことや医師が効果と安全性のバランスを考慮して処方することが要因として考えられる。従って、SG
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