時流遡航
エリザベス女王戴冠式と皇太子訪英
第3回
ジャーナリスト 本田成親
2014年9月15日号
バッキンガム宮殿 歓迎会の司会進行役はNHKのベテランアナウンサーである藤倉修一が務めたが、マイクの前で直立不動の姿勢をとる藤倉の緊張ぶりはひとかたならぬもので、その声はいつになく昂ぶり顔は異様に強張っていた。歓迎会が始まるとすぐに記念の写真撮影なども行われた。
和屏風の前にタキシード姿の皇太子殿下が両手を前に重ねて立ち、その右に同じくタキシード姿の松本大使がわずかに首を傾げ殿下と肩を接するような姿で並び、さらにその右手に1人分ほどのスペースを置いて、黒の礼服に身を固めた藤倉が、やはり背筋をピンと伸ばし硬直した表情で立ち並んだ。藤倉の左手には司会進行に必要なメモと資料がしっかりと握られ、そのすぐ右前にはマイクが置かれていた。そして、藤倉の左肩越し奥のほうには、これまた礼服姿のBBC日本語アナウンサーの石田達夫の姿があった...
バッキンガム宮殿 歓迎会の司会進行役はNHKのベテランアナウンサーである藤倉修一が務めたが、マイクの前で直立不動の姿勢をとる藤倉の緊張ぶりはひとかたならぬもので、その声はいつになく昂ぶり顔は異様に強張っていた。歓迎会が始まるとすぐに記念の写真撮影なども行われた。
和屏風の前にタキシード姿の皇太子殿下が両手を前に重ねて立ち、その右に同じくタキシード姿の松本大使がわずかに首を傾げ殿下と肩を接するような姿で並び、さらにその右手に1人分ほどのスペースを置いて、黒の礼服に身を固めた藤倉が、やはり背筋をピンと伸ばし硬直した表情で立ち並んだ。藤倉の左手には司会進行に必要なメモと資料がしっかりと握られ、そのすぐ右前にはマイクが置かれていた。そして、藤倉の左肩越し奥のほうには、これまた礼服姿のBBC日本語アナウンサーの石田達夫の姿があった。
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