優等生に徹した田村厚労相の「先」
大物になるか器用貧乏で終わるか
2014年9月1日号
安倍晋三首相は3日、内閣改造に踏み切る。菅義偉官房長官や麻生太郎財務相ら、首相の信任が厚い閣僚は残留が決まっている一方で、そのほかのポストは大幅に入れ替わる見通しだ。田村憲久厚生労働相も、交代が確実視されているなかの1人。在任中、田村氏の厚労相としての仕事ぶりはどういったものだったのか——。 8月7日午後。盛夏の日差しが照りつける新潟県湯沢町のホテルで、自民党の石破茂幹事長に近い無派閥議員の集まり「無派閥連絡会」の夏季研修会が開かれていた。鴨下一郎元環境相ら衆参約30人の参加議員の顔ぶれのなかに、田村氏の姿もあった。 決選投票の末、安倍首相が石破氏に逆転勝ちした12年9月の自民党総裁選。このとき、田村氏はかつて同じ派閥、平成研究会に所属していた石破氏を支持した。にもかかわらず、田村氏は3カ月後、自民党の与党復帰に伴って発足した第2次安倍政権で...
安倍晋三首相は3日、内閣改造に踏み切る。菅義偉官房長官や麻生太郎財務相ら、首相の信任が厚い閣僚は残留が決まっている一方で、そのほかのポストは大幅に入れ替わる見通しだ。田村憲久厚生労働相も、交代が確実視されているなかの1人。在任中、田村氏の厚労相としての仕事ぶりはどういったものだったのか——。 8月7日午後。盛夏の日差しが照りつける新潟県湯沢町のホテルで、自民党の石破茂幹事長に近い無派閥議員の集まり「無派閥連絡会」の夏季研修会が開かれていた。鴨下一郎元環境相ら衆参約30人の参加議員の顔ぶれのなかに、田村氏の姿もあった。 決選投票の末、安倍首相が石破氏に逆転勝ちした12年9月の自民党総裁選。このとき、田村氏はかつて同じ派閥、平成研究会に所属していた石破氏を支持した。にもかかわらず、田村氏は3カ月後、自民党の与党復帰に伴って発足した第2次安倍政権で入
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録