OUTLOOK・欧米のMR事情
マルチチャネルマーケティングの時代(下)
第317回
デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人
2014年9月1日号
米国では薬剤の価値を顧客に伝達する方法としてMRが最も重視されてきた。しかし、環境変化によるMR活動の制限と顧客の新しいニーズに対応するため、主にIT技術をベースとした複数のプロモーションチャネルが注目を集めるようになっている。このテーマに関してオラクル・エロクア社が自社のウェブサイト上に「Modern Marketing for Pharmaceuticals」と題した小論を発表しているので、その後半を検証してみたい。◇ ◇ ◇ MRは顧客の一人ひとりに直接面談するという意味で非常に重要なチャネルだが、彼らの背後にはマルチチャネルのプログラムがあり、デジタルマーケティングとの相乗効果が成功の鍵として重要になってきている。13年のアクセンチュアの調査では過去2年間の製薬会社と医療関係者のコンタクトの4回に1回はデジタル関連だった。このまま続けば、16年には処方者へのコンタ...
米国では薬剤の価値を顧客に伝達する方法としてMRが最も重視されてきた。しかし、環境変化によるMR活動の制限と顧客の新しいニーズに対応するため、主にIT技術をベースとした複数のプロモーションチャネルが注目を集めるようになっている。このテーマに関してオラクル・エロクア社が自社のウェブサイト上に「Modern Marketing for Pharmaceuticals」と題した小論を発表しているので、その後半を検証してみたい。◇ ◇ ◇ MRは顧客の一人ひとりに直接面談するという意味で非常に重要なチャネルだが、彼らの背後にはマルチチャネルのプログラムがあり、デジタルマーケティングとの相乗効果が成功の鍵として重要になってきている。13年のアクセンチュアの調査では過去2年間の製薬会社と医療関係者のコンタクトの4回に1回はデジタル関連だった。このまま続けば、16年には処方者へのコンタクト
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