医薬経済オンライン

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読む医療—医師が書いた本の斜め読み—

ジャンル確立を予感させる「悪医」

第8回

鍛冶孝雄

2014年9月1日号

 医師が書く一般向けの著作には、自分の専門性に立脚した治療の奨めや、予防の方法を教えるハウツー的なものが多い。著名な医師の世相批判的なエッセイ集や、人生論のようなものも少なくない。10年ほど前にベストセラーになった養老孟司氏の一連のエッセイがタイトルのインパクトもあって、ブームとなった。  一方で、昔から作家や小説家、文学者として高名な医師も少なくない。森鴎外、斉藤茂吉を頭に浮かべる人もあるだろうし、最近亡くなった渡辺淳一氏や、戦前・戦後にかけての人間ドラマを描き続ける箒木(ははきぎ)蓬生氏を挙げる人も少なくないはずだ。著作が相次いでテレビドラマ化や映画化された海堂尊氏は今が旬の作家といえる。  ただし、職業が医師だからといって、医療をテーマに小説を書き続ける「医師作家」が台頭してきたのは近年のような印象を受ける...  医師が書く一般向けの著作には、自分の専門性に立脚した治療の奨めや、予防の方法を教えるハウツー的なものが多い。著名な医師の世相批判的なエッセイ集や、人生論のようなものも少なくない。10年ほど前にベストセラーになった養老孟司氏の一連のエッセイがタイトルのインパクトもあって、ブームとなった。  一方で、昔から作家や小説家、文学者として高名な医師も少なくない。森鴎外、斉藤茂吉を頭に浮かべる人もあるだろうし、最近亡くなった渡辺淳一氏や、戦前・戦後にかけての人間ドラマを描き続ける箒木(ははきぎ)蓬生氏を挙げる人も少なくないはずだ。著作が相次いでテレビドラマ化や映画化された海堂尊氏は今が旬の作家といえる。  ただし、職業が医師だからといって、医療をテーマに小説を書き続ける「医師作家」が台頭してきたのは近年のような印象を受ける。森

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