医薬経済オンライン

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医療企業・その現状と展望

興和 医薬を中核とする小型コングロマリット

—医薬事業の規模は準大手並みの水準—

2014年9月1日号

 日本製薬工業協会のデータによると、会員企業72社のうち内資系企業で医薬品売上高が1000億円超の企業は17社である。この17社のうち未公開企業は大塚製薬、大鵬薬品、帝人ファーマ、Meiji Seikaファルマ、興和の5社だが、大塚製薬と大鵬薬品は大塚ホールディングスの連結子会社、帝人ファーマは帝人の連結子会社、Meiji Seikaファルマは明治ホールディングスの連結子会社である。これらは個別では未公開でも連結決算によって実態はある程度明らかにされている。純粋に未公開の企業は興和だけだ。  興和の12年度の医薬品売上高は製薬協データによると1314億円だった。内資系上場企業の医薬品売上高では、小野薬品の1442億円、久光製薬の1395億円にわずか届かないが、参天製薬の1168億円を大きく超えている。製薬企業としては業界準大手に位置する規模だ。未公開だが医薬品業界での存在感は高いと見るこ...  日本製薬工業協会のデータによると、会員企業72社のうち内資系企業で医薬品売上高が1000億円超の企業は17社である。この17社のうち未公開企業は大塚製薬、大鵬薬品、帝人ファーマ、Meiji Seikaファルマ、興和の5社だが、大塚製薬と大鵬薬品は大塚ホールディングスの連結子会社、帝人ファーマは帝人の連結子会社、Meiji Seikaファルマは明治ホールディングスの連結子会社である。これらは個別では未公開でも連結決算によって実態はある程度明らかにされている。純粋に未公開の企業は興和だけだ。  興和の12年度の医薬品売上高は製薬協データによると1314億円だった。内資系上場企業の医薬品売上高では、小野薬品の1442億円、久光製薬の1395億円にわずか届かないが、参天製薬の1168億円を大きく超えている。製薬企業としては業界準大手に位置する規模だ。未公開だが医薬品業界での存在感は高いと見ること

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