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OBSERVER

安部好弘・中央社会保険医療協議会委員

2014年8月15日号

加算恒久化へ「評価は早計」——「骨太方針2014」に入った「薬価改定の頻度見直しの検討」は今後、中央社会保険医療協議会で議論されます。薬価専門部会の委員として、現時点でどう考えていますか。安部 毎年改定は、技術的に可能かという話のほか、手間や調査コストが掛かる話があり、反対だ。在庫差損(価値の目減り)の問題もある。大規模チェーンのようにバイイングパワーがあればいいが、大きな差益がない小さな薬局はそのまま赤字になり、影響が大きい。——骨太方針には、1枚の処方箋で複数回薬局に出向いて処方薬を受け取る「リフィル」制度の検討も盛り込まれました。安部 まず処方日数の長期化をどう考えるかだ。海外にはリフィル制度の先行事例がある。それも参考に日本の国民性、フリーアクセス、国民皆保険などに馴染むか、診療報酬の枠組みにとどまらずに、根っこから考えないといけない問題... 加算恒久化へ「評価は早計」——「骨太方針2014」に入った「薬価改定の頻度見直しの検討」は今後、中央社会保険医療協議会で議論されます。薬価専門部会の委員として、現時点でどう考えていますか。安部 毎年改定は、技術的に可能かという話のほか、手間や調査コストが掛かる話があり、反対だ。在庫差損(価値の目減り)の問題もある。大規模チェーンのようにバイイングパワーがあればいいが、大きな差益がない小さな薬局はそのまま赤字になり、影響が大きい。——骨太方針には、1枚の処方箋で複数回薬局に出向いて処方薬を受け取る「リフィル」制度の検討も盛り込まれました。安部 まず処方日数の長期化をどう考えるかだ。海外にはリフィル制度の先行事例がある。それも参考に日本の国民性、フリーアクセス、国民皆保険などに馴染むか、診療報酬の枠組みにとどまらずに、根っこから考えないといけない問題だ

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