医薬経済オンライン

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すべて「好調」で逆に不安の日本化薬

100周年を前に点検すべきは「社内」

2014年8月15日号

 人だけでなく企業にも有卦に入るときがあるようだ。再来年に創立100周年を迎える日本化薬が今、そんな時期を迎えている。折しも8月上旬には、「今後の事業拡大を見据え」(同社広報資料)て本社を東京都千代田区富士見から同区大手町へと移転。この新天地を舞台に機能化学品事業、医薬事業、セイフティシステムズ事業のさらなる拡大を図り、「先端の化学技術を用い、ユニークで特長ある製品を提供する『スマートケミカルズ カンパニー』をめざす」(同社株主通信)としている。  そのための重要なステップと位置付けた16年3月期を最終年度とする中期事業計画は、自社の得意技術や経営資源を用いながら技術融合を武器に、引き続きニッチ市場をスピーディに攻略するという基本戦略を掲げた。具体的な成長シナリオとしては、新製品の早期上市と拡大、既存事業における新規顧客の獲得、ビジネスのグロー...  人だけでなく企業にも有卦に入るときがあるようだ。再来年に創立100周年を迎える日本化薬が今、そんな時期を迎えている。折しも8月上旬には、「今後の事業拡大を見据え」(同社広報資料)て本社を東京都千代田区富士見から同区大手町へと移転。この新天地を舞台に機能化学品事業、医薬事業、セイフティシステムズ事業のさらなる拡大を図り、「先端の化学技術を用い、ユニークで特長ある製品を提供する『スマートケミカルズ カンパニー』をめざす」(同社株主通信)としている。  そのための重要なステップと位置付けた16年3月期を最終年度とする中期事業計画は、自社の得意技術や経営資源を用いながら技術融合を武器に、引き続きニッチ市場をスピーディに攻略するという基本戦略を掲げた。具体的な成長シナリオとしては、新製品の早期上市と拡大、既存事業における新規顧客の獲得、ビジネスのグローバル

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