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海外時報

抗がん剤市場の分析と展望

免疫療法の台頭で業界の序列にも変化

2014年8月15日号

 ジョンソン&ジョンソンのマントル細胞リンパ腫治療薬「イムブルビカ」(イブルチニブ)は、4〜6月期に1億ドルを超える売上高を記録した。  同薬のFDA(食品医薬品局)承認は昨年11月。市場分析会社リーリンクによると、7月末の慢性リンパ性白血病(CLL)への適応拡大、EMA(欧州医薬品庁)での販売承認を待たずに、血液がん市場ではこの3四半期、「レブリミド」と「グリベック」を上回る成長軌道を描いた。J&Jにとってイムブルビカは、この第2四半期も42%売上げを伸ばし、半年で10億ドルを超えた前立腺がん治療薬「ザイティガ」とともに、抗がん剤ビジネスを支える柱になりつつある。  04年のアバスチン以降、登場した抗がん剤新薬は小粒だった。発売数ヵ月で市場に受け入れられはするが、その後は伸び悩み、年数億ドルの製品にとどまるパターンが目立った。未開の領域を拓くというよ...  ジョンソン&ジョンソンのマントル細胞リンパ腫治療薬「イムブルビカ」(イブルチニブ)は、4〜6月期に1億ドルを超える売上高を記録した。  同薬のFDA(食品医薬品局)承認は昨年11月。市場分析会社リーリンクによると、7月末の慢性リンパ性白血病(CLL)への適応拡大、EMA(欧州医薬品庁)での販売承認を待たずに、血液がん市場ではこの3四半期、「レブリミド」と「グリベック」を上回る成長軌道を描いた。J&Jにとってイムブルビカは、この第2四半期も42%売上げを伸ばし、半年で10億ドルを超えた前立腺がん治療薬「ザイティガ」とともに、抗がん剤ビジネスを支える柱になりつつある。  04年のアバスチン以降、登場した抗がん剤新薬は小粒だった。発売数ヵ月で市場に受け入れられはするが、その後は伸び悩み、年数億ドルの製品にとどまるパターンが目立った。未開の領域を拓くというより

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