話題の焦点
「認知症の第一発見者は本人」
2014年8月1日号
「おじいちゃんが最近どうもおかしい。認知症が始まったのかも」 厚生労働省の調査によると、日本の認知症患者は、軽度の認知障害者を含めると、ざっと1000万人という状況にあり、高齢者のいる家庭ではいつ発症するか気が気でない。 認知症は、最初にその疑いを抱き心配しだすのは、通常身近な家族だと思われている。 だが、実は「誰よりも先に自覚し、不安を感じ出すのは本人」と主張するベテラン医がいる。認知症を診続けること30年以上、スペシャリストである都立松沢病院の齋藤正彦院長の確信に満ちた発言である。 「私は物忘れなんかしない」と言い張る不自然なまでの否認は「もし認知症だったらどうしよう」という不安を必死に打ち消すためのゼスチャーだったりする。 認知症の超前駆期としては、イライラと意欲の低下が主症状。これまで簡単にできていたものがスムースにできなくなり、不...
「おじいちゃんが最近どうもおかしい。認知症が始まったのかも」 厚生労働省の調査によると、日本の認知症患者は、軽度の認知障害者を含めると、ざっと1000万人という状況にあり、高齢者のいる家庭ではいつ発症するか気が気でない。 認知症は、最初にその疑いを抱き心配しだすのは、通常身近な家族だと思われている。 だが、実は「誰よりも先に自覚し、不安を感じ出すのは本人」と主張するベテラン医がいる。認知症を診続けること30年以上、スペシャリストである都立松沢病院の齋藤正彦院長の確信に満ちた発言である。 「私は物忘れなんかしない」と言い張る不自然なまでの否認は「もし認知症だったらどうしよう」という不安を必死に打ち消すためのゼスチャーだったりする。 認知症の超前駆期としては、イライラと意欲の低下が主症状。これまで簡単にできていたものがスムースにできなくなり、不安や
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