医薬経済オンライン

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うやむやの調剤ポイントの結末は

高笑いのドラッグストアの陰に、官僚の事情

2014年8月1日号

 「当社のビジネスモデルである調剤が非常に好調を維持しています」 薬局には厳しい改定とされた14年度診療報酬改定を経ても、ドラッグストア企業トップは涼しい顔でアナリストに現状を説明している。言葉通り、このドラッグストアの調剤売上高は前年同期と比べ約20%アップ。日本薬剤師会がまとめた全国平均の調剤金額伸び率5.6%増を軽く上回っている。 ドラッグストアの調剤事業が元気だ。大手は総じて10〜20%増という数字を叩き出している。処方箋枚数の伸び率が0.5%増と横這いで、医薬分業の進展は踊り場に差し掛かっている状況にも関わらず、2ケタ増の伸長を続けている。背景には、ほぼ大手ドラッグストアだけが展開する「調剤ポイントサービス」がある。これまで患者の調剤薬局の選択肢は「立地」だけだった。それに、ポイント還元という「経済」が加わったことで、ドラッグストアに処方箋...  「当社のビジネスモデルである調剤が非常に好調を維持しています」 薬局には厳しい改定とされた14年度診療報酬改定を経ても、ドラッグストア企業トップは涼しい顔でアナリストに現状を説明している。言葉通り、このドラッグストアの調剤売上高は前年同期と比べ約20%アップ。日本薬剤師会がまとめた全国平均の調剤金額伸び率5.6%増を軽く上回っている。 ドラッグストアの調剤事業が元気だ。大手は総じて10〜20%増という数字を叩き出している。処方箋枚数の伸び率が0.5%増と横這いで、医薬分業の進展は踊り場に差し掛かっている状況にも関わらず、2ケタ増の伸長を続けている。背景には、ほぼ大手ドラッグストアだけが展開する「調剤ポイントサービス」がある。これまで患者の調剤薬局の選択肢は「立地」だけだった。それに、ポイント還元という「経済」が加わったことで、ドラッグストアに処方箋が流

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