医薬経済オンライン

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「メディカル事業」に賭けるニコン

不調のデジカメを支える柱になるか

2014年8月1日号

 終戦からすでに69年。今では東芝傘下の中堅医療・測量機器メーカーとなっているトプコン(旧、東京光学機械)と、軍事用光学機器の性能合戦で鎬を削り、「陸のトーコー・海のニッコー」と謳われたニコンの過去の1ページを知る人も少なくなった。戦後、一般的には日本を代表する高級カメラメーカーとして、半導体産業に携わる人にとっては蘭ASML、キヤノンと並ぶステッパー(縮小投影型露光装置)の製造・販売で知られるこの三菱系の名門精密機器企業が今般、メディカル分野へ本格進出する考えを表明した。 6月に都内で開かれたニコンの中期経営説明会。同月末の株主総会後に木村眞琴社長(現会長)から経営を引き継ぐことが内定していた牛田一雄副社長(現社長)は、初の晴れの舞台で「メディカル事業が今回の経営計画の核である」と述べ、同事業を16年3月期に売上高400億円、17年3月期に1300億...  終戦からすでに69年。今では東芝傘下の中堅医療・測量機器メーカーとなっているトプコン(旧、東京光学機械)と、軍事用光学機器の性能合戦で鎬を削り、「陸のトーコー・海のニッコー」と謳われたニコンの過去の1ページを知る人も少なくなった。戦後、一般的には日本を代表する高級カメラメーカーとして、半導体産業に携わる人にとっては蘭ASML、キヤノンと並ぶステッパー(縮小投影型露光装置)の製造・販売で知られるこの三菱系の名門精密機器企業が今般、メディカル分野へ本格進出する考えを表明した。 6月に都内で開かれたニコンの中期経営説明会。同月末の株主総会後に木村眞琴社長(現会長)から経営を引き継ぐことが内定していた牛田一雄副社長(現社長)は、初の晴れの舞台で「メディカル事業が今回の経営計画の核である」と述べ、同事業を16年3月期に売上高400億円、17年3月期に1300億円を

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