読む医療—医師が書いた本の斜め読み—
診察室では完結できない療養指導を本に
第6回
鍛冶孝雄
2014年8月1日号
「糖尿病は『腹やせ』で治せ!」、「専門医が教える糖尿病ウォーキング!」などの著書で知られる、糖尿病専門医の福田正博氏(大阪府内科医会会長)は、一般向けに糖尿病予防、克服に関する著書を旺盛に出し続けている。 福田氏は「腹やせ」、「糖尿病ウォーキング」といった独特のキーワードを編み出す一方、「糖尿病予備群」との言葉にも疑問を投げ続けている。予備群と聞いて一安心する人は、生活習慣改善の意欲が減退する。また、医師が患者に少し安心感を与えるために予備群を使っているケースも多いという。 糖尿病に関する対処法や克服本は患者、予備群を合わせて2000万人という観測に〝震える〟人々をマーケットにして、まさに百花繚乱。だが玉石混交でもある。生活習慣改善の啓発に挑戦を続ける福田氏に、専門医が一般向けの本を書く意義、ダイエット本との差別化などを聞いてみた。◇ ◇...
「糖尿病は『腹やせ』で治せ!」、「専門医が教える糖尿病ウォーキング!」などの著書で知られる、糖尿病専門医の福田正博氏(大阪府内科医会会長)は、一般向けに糖尿病予防、克服に関する著書を旺盛に出し続けている。 福田氏は「腹やせ」、「糖尿病ウォーキング」といった独特のキーワードを編み出す一方、「糖尿病予備群」との言葉にも疑問を投げ続けている。予備群と聞いて一安心する人は、生活習慣改善の意欲が減退する。また、医師が患者に少し安心感を与えるために予備群を使っているケースも多いという。 糖尿病に関する対処法や克服本は患者、予備群を合わせて2000万人という観測に〝震える〟人々をマーケットにして、まさに百花繚乱。だが玉石混交でもある。生活習慣改善の啓発に挑戦を続ける福田氏に、専門医が一般向けの本を書く意義、ダイエット本との差別化などを聞いてみた。◇ ◇
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