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医薬経済気象台

日米の雇用改善の現状

2014年7月15日号

 日米両国の雇用が改善している。米国の6月雇用統計が発表されたが、6月の非農業部門の雇用者数は季節調整済みの速報値で前月比28.8万人増、市場予想の21万人を大きく上回った。5ヵ月連続で失業率改善の目安とされる20万人を突破している。同時に4月分が30.4万人に、5月分が22.4万人に速報値から上方修正された。4月の30万人突破は12年1月以来になる。4〜6月の月平均は27万人を超え、1〜3月平均の19万人から大きくペースを上げている。  リーマンショック後の雇用調整で失業率は09年10月に10.1%に達したが、6月は6.1%と最悪期から4ポイントの改善となり、発生時の08年9月水準に戻った。これはリーマンショックで失われた雇用が完全に修復されたことを意味し、数字上では雇用は健康体に戻ったことになる。転職が一般的な米国では失業率5%台前半が完全雇用状態とされている。自動車業界が生産人員の...  日米両国の雇用が改善している。米国の6月雇用統計が発表されたが、6月の非農業部門の雇用者数は季節調整済みの速報値で前月比28.8万人増、市場予想の21万人を大きく上回った。5ヵ月連続で失業率改善の目安とされる20万人を突破している。同時に4月分が30.4万人に、5月分が22.4万人に速報値から上方修正された。4月の30万人突破は12年1月以来になる。4〜6月の月平均は27万人を超え、1〜3月平均の19万人から大きくペースを上げている。  リーマンショック後の雇用調整で失業率は09年10月に10.1%に達したが、6月は6.1%と最悪期から4ポイントの改善となり、発生時の08年9月水準に戻った。これはリーマンショックで失われた雇用が完全に修復されたことを意味し、数字上では雇用は健康体に戻ったことになる。転職が一般的な米国では失業率5%台前半が完全雇用状態とされている。自動車業界が生産人員の大量

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