根拠に基づく給付設計と薬剤利用

薬剤経済学

根拠に基づく給付設計と薬剤利用

第7回　ジェネリックゼロ負担後の調剤費用の変化

2014年7月15日号

　患者負担軽減が、臨床的に重要な薬剤のアドヒアランスの改善を導く。臨床効果と所要費用の見合い、ポリシー最適化を問う段階に来た。　Ｂ.クラークら、大手薬局チェーンのウォルグリーンの研究は、糖尿病と脂質異常管理のジェネリック薬剤に限って患者負担を排除する大企業のプログラムを検証。月5ドルのジェネリックを負担ゼロ（ＺＣＰ）にしてもアドヒアランス改善に有効なことを示したうえで、薬局給付費に生じる変化のダイナミクスを解析した（「ジェネリック脂質低減剤と抗糖尿病薬に絞った経営者の価値に基づいた給付プログラムのアドヒヤランス増強と費用節減の評価」ジャーナル・オブ・マネジド・ケア・ファーマシー2014年3月）。　2010年、糖尿病、脂質異常の診断に基づいて薬剤を用いる従業員・家族・退職者に、経営者が症例管理か健康増進プログラムに参加すれば、ジェネリック患者負担を免... 　患者負担軽減が、臨床的に重要な薬剤のアドヒアランスの改善を導く。臨床効果と所要費用の見合い、ポリシー最適化を問う段階に来た。　Ｂ.クラークら、大手薬局チェーンのウォルグリーンの研究は、糖尿病と脂質異常管理のジェネリック薬剤に限って患者負担を排除する大企業のプログラムを検証。月5ドルのジェネリックを負担ゼロ（ＺＣＰ）にしてもアドヒアランス改善に有効なことを示したうえで、薬局給付費に生じる変化のダイナミクスを解析した（「ジェネリック脂質低減剤と抗糖尿病薬に絞った経営者の価値に基づいた給付プログラムのアドヒヤランス増強と費用節減の評価」ジャーナル・オブ・マネジド・ケア・ファーマシー2014年3月）。　2010年、糖尿病、脂質異常の診断に基づいて薬剤を用いる従業員・家族・退職者に、経営者が症例管理か健康増進プログラムに参加すれば、ジェネリック患者負担を免除

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