ラテン転々
ブラジルW杯に思う
三山喬
2014年7月15日号
七月の初め、久しぶりに地元のペルー料理店に顔を出し、店主と雑談を交わした。時節柄、どうしてもサッカーの話になる。 彼の国・ペルーは出場していないが、そこはやはり、ラテンの人である。今ワールドカップ(W杯)の異常とも言えるほどのラテンアメリカ勢の強さに、誇らしさを隠しきれないようだった。 何しろ、決勝トーナメントに進出した計16チームのうち、南米勢はブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビア、ウルグアイの5ヵ国もある。北中米からもメキシコとコスタリカの2ヵ国が勝ち進んでいる。予選リーグで姿を消したのは、南米エクアドルと中米ホンジュラスのわずか2ヵ国だけなのである。 全出場チームが1勝もできずに敗退したアジア勢とは、まさに対照的な展開だった。 ペルーは1982年以来、W杯出場から遠ざかっているが、「南米予選を勝ち抜くのは、本大会で勝ち上がるより難しい...
七月の初め、久しぶりに地元のペルー料理店に顔を出し、店主と雑談を交わした。時節柄、どうしてもサッカーの話になる。 彼の国・ペルーは出場していないが、そこはやはり、ラテンの人である。今ワールドカップ(W杯)の異常とも言えるほどのラテンアメリカ勢の強さに、誇らしさを隠しきれないようだった。 何しろ、決勝トーナメントに進出した計16チームのうち、南米勢はブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビア、ウルグアイの5ヵ国もある。北中米からもメキシコとコスタリカの2ヵ国が勝ち進んでいる。予選リーグで姿を消したのは、南米エクアドルと中米ホンジュラスのわずか2ヵ国だけなのである。 全出場チームが1勝もできずに敗退したアジア勢とは、まさに対照的な展開だった。 ペルーは1982年以来、W杯出場から遠ざかっているが、「南米予選を勝ち抜くのは、本大会で勝ち上がるより難しいこと
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