医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

医療企業・その現状と展望

ヤクルト本社 予防医学を出発点にした事業展開

—医薬品はオンコロジーに集中—

2014年7月15日号

 乳酸菌飲料ヤクルトの知名度は抜群だ。事業は「ヤクルト関連飲料・食品」を国内外で宅配及び店頭販売チャネルを展開し、これに「医薬品」と化粧品が軸の「その他」で構成されている。  13年度の連結売上高は9.8%の増収だった。事業セグメントの外部売上高ベースで見ると、国内飲料・食品製造販売が1805億円で0.5%増、海外飲料・食品販売が1188億円で35.8%増だった。国内はジュース・清涼飲料が足を引っ張って伸び悩んだが、海外は円安が大きく嵩上げした。医薬品は353億円で▲4.7%と伸び悩みを見せ、その他は化粧品が堅調で156億円と4%の増収となった。売上構成比は国内飲料・食品が51.5%、海外飲料・食品が33.9%、医薬品が10.1%、その他が4.5%だった。  医薬品は全体の1割にとどまっているが、抗悪性腫瘍剤で存在感を見せている。13年度の医薬品売上高の内訳は「エルプラット」が263億2800...  乳酸菌飲料ヤクルトの知名度は抜群だ。事業は「ヤクルト関連飲料・食品」を国内外で宅配及び店頭販売チャネルを展開し、これに「医薬品」と化粧品が軸の「その他」で構成されている。  13年度の連結売上高は9.8%の増収だった。事業セグメントの外部売上高ベースで見ると、国内飲料・食品製造販売が1805億円で0.5%増、海外飲料・食品販売が1188億円で35.8%増だった。国内はジュース・清涼飲料が足を引っ張って伸び悩んだが、海外は円安が大きく嵩上げした。医薬品は353億円で▲4.7%と伸び悩みを見せ、その他は化粧品が堅調で156億円と4%の増収となった。売上構成比は国内飲料・食品が51.5%、海外飲料・食品が33.9%、医薬品が10.1%、その他が4.5%だった。  医薬品は全体の1割にとどまっているが、抗悪性腫瘍剤で存在感を見せている。13年度の医薬品売上高の内訳は「エルプラット」が263億2800万

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence