幻想の調剤報酬「プラス200億円」

深層◎医薬分業

幻想の調剤報酬「プラス200億円」

要件強化の点数の取得に苦戦する薬局

2014年7月1日号

　「プラス改定というが、財源がどこに付いたのか、さっぱりわからない」　そんな薬局経営者たちの感触は的を射ていたようだ。本誌が14年度調剤報酬改定を受けた4月1日からの主要な加算取得状況を調査したところ、国の説明する消費税対応分を含めた調剤技術料本体「プラス200億円」（医療費ベース）は、止むことのない調剤バッシングという砂漠に浮かぶ“幻”だったと思えるような結果が出てきた。昨年度と比較した場合、「後発品調剤体制加算」（以下、後発品加算）だけで▲100億円、40店舗規模の調剤薬局チェーン1社分の年間売上高が吹き飛ぶ財源が消えた──。そう弾くこともできるのである。　「プラス改定というが、財源がどこに付いたのか、さっぱりわからない」　そんな薬局経営者たちの感触は的を射ていたようだ。本誌が14年度調剤報酬改定を受けた4月1日からの主要な加算取得状況を調査したところ、国の説明する消費税対応分を含めた調剤技術料本体「プラス200億円」（医療費ベース）は、止むことのない調剤バッシングという砂漠に浮かぶ“幻”だったと思えるような結果が出てきた。昨年度と比較した場合、「後発品調剤体制加算」（以下、後発品加算）だけで▲100億円、40店舗規模の調剤薬局チェーン1社分の年間売上高が吹き飛ぶ財源が消えた──。そう弾くこともできるのである。

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